6.色塗り(1回目)

 マスキングテープで縁取りが完了したら、次はメインイベント、色塗りです。色塗りは2回に分けて行います(2度塗り)。アクリル絵の具は乾いた後に重ねて塗ることが可能なので
  • 1回目:薄めのインクで下地作り
  • 2回目:色を塗っていく
といったイメージで行うといいと思います。


●絵の具の準備
 アクリル絵の具によって水の配合の仕方、溶かし方が異なるため、それぞれの使用法に沿って用意してください。なお、アクリル絵の具は乾くと落ちないため、パレットや水差しは使わず、紙皿や紙コップを使うといいでしょう。使った後もそのまま捨てられるのでお勧めです。

 前述のように、固形のものは溶かすのにコツが必要なようですが、ソフトタイプやガッシュは水性絵の具やポスターカラーと同じように水で溶いていきます。私の使った絵の具は
  • 絵の具:2
  • 水:1
の割合で溶いて、布用定着材のファブリックメディウムを2〜3滴加えるというものでした。



いよいよ色塗り開始!


●塗り方
 二度塗りの場合、1回目は心持ち水を多めにして、それを薄く延ばしていくように塗ります。べたべたしないように注意しましょう。乾いて塊になったりすると落ちなくなってしまいます。また薄すぎると色に斑(むら)が出来てしまう可能性もあるので、絵の具を水で溶く時は慎重に行いましょう。

●注意!
 絵の具は布地の裏に写りますので、必ずブルーシートやビニールシートを布地の下に敷いておきましょう。新聞紙では絵の具が乾くと布地にくっついてしまいます。70リットルのビニールごみ袋を使用するのもいいと思います。



べたべたしないよう延ばしていきます。


 1回目は下地の色が青いこともあって、薄く塗ってもあまり目立った黄色にはなりません。


1回目が塗り終わったら乾くまで15〜30分待ちます。



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