1.材料、道具の準備

 まずは材料を揃えます。前日までには用意しておくことをお勧めします。今回は学校の家庭科室を使ったので、揃えた主な材料は以下のとおり。

    購入品
  • 布地(今回は90cm x 400cmで作りました)
  • ロープ(90cm×10本)
  • ハトメ(10mmのもの)
    新宿のオカダヤで購入

  • アクリル絵の具(100ml x 2)
  • ファブリックメディウム(布用定着材)
  • マスキングテープ(大小1個ずつ)
    新宿の世界堂で購入
    自宅から持ち寄るもの
  • 筆(なんでも可)
  • チャコペン
  • チャコペーパー
  • ミシン糸
    学校で借りたもの
  • ミシン
  • アイロン
  • ブルーシート

●買い物と予算について
 布地は手芸店、絵の具などは画材用品店で扱っています。最寄の地域に該当のお店があるかどうか、YahooやGoogle等で「手芸店」「手芸店 布地」「画材」にお近くの都市名を入力して検索すると見つかるかもしれません。

(例)手芸店 東京

 また、布の大きさと絵の具の量によりますが、今回かかった予算は以下の通り。

  • 布地 2500円
  • 絵の具 1000円×2本
  • ロープ 忘れました…でも安いです。
  • マスキングテープ 500円
  • メディウム 500円
  • ハトメ 1000円
    ────────────────
  • 合計 約6000円前後

これを部員全員で割ると、人数にも寄りますが、一人あたり数百円というところでしょうか。


●布地について
 横断幕には葛城、9Aといった厚みのある布地からブロードや、てかてかしたサテン等、色々な布地が使われているようです。どんなデザインかによって適した布も変わってくると思いますので、実際に店に行き、手にとって気に入ったものを買うのがいいと思います。店員さんに用途と作成過程を説明して、適した布をピックアップしてもらうのもいいでしょう。

 私の場合、「横断幕、塗料はアクリル絵の具」である旨を伝えたところ、綿ブロード、シャークスキンを案内されました。シャークスキンの方が丈夫そうで色の乗りもよいとのことだったので若干綿ブロードより高かったのですが、シャークスキンを選びました。

 買った布地は作成当日までに一度洗う、またはアイロンをかけておいて糊を落としておくことをお勧めします。こうすることで塗料が乗りやすくなります。

●布の横幅について
 布地の横幅は予め「○m」で、と固定して考えるのではなく、文字数と縦の長さ(布地は概ね90cm)のバランスに合わせて決めることをお勧めします。今回作る横断幕は6文字を描くことになっていましたので、予め実際に文字を書いて、縦90cmに対してどの横幅ならちょうどいいバランスになるか、何通りか試しました。



シャークスキンの布地


●絵の具について
 塗料にはアクリル絵の具を選びました。小さい旗を作ったことはあり、その際は布専用の塗料(ダイロンのカラーファン)を使ったのですが、20mlあたりアクリル絵の具の倍の値段がすることと、横断幕で必要な量に不安があったため、100mlのアクリルガッシュタイプの絵の具を2本買いました。

 アクリル絵の具もいくつかタイプに分かれるようです。画材用品店に相談したところ、ソフトタイプやガッシュ(Gouache)と呼ばれるものは、学校で使う水彩絵の具と同じような不透明性の塗料で、使用方法も同様とのことなのでそちらを選びました。

 また、アクリル絵の具だけでは乾いた後に所々はがれてしまう可能性があるため、布用の定着材(※)「ファブリックメディウム」を混ぜて使用することにしました。このファブリックメディウムも画材用品店で店員にアクリル絵の具で布地に描くことを説明した際に教えてもらいました。


購入品
上左から:アイロン粘着テープ(ミシンが使えない場合)ハトメ、ロープ

下左から:アクリル絵の具、布用マーカー、マスキングテープ、ファブリックメディウム、水性チャコペン(念のため)、チャコペーパー

 以上の材料を揃え、当日、母校家庭科室へと乗り込みました。


黒板に描かれた当日のタイムテーブル


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