8.エントリー受付・番組編成 |
ここからは、プログラムの作成に入ります。各大学・団体からエントリーを受け付けて、番組編成を行います。まずは、送られてきた書類を確認。団体申込書2部、個人申込書1部、リレー申込書1部、270円分の切手を貼り付けた返信用封筒1部が揃っているかどうかを確認しましょう。
1.ナンバーふり 受付順に団体申込書・個人申込書にナンバーをふっていきます。男女別又は男女通し、学校ごとに何百番台というように、やりやすい方法で行ってください。 2.人数確認 個人申込書を、各種目ごとにまとめて、参加人数を数えます。スプリント種目ではこの人数に基いて組数と一組ごとの人数が決まります。一覧表にしておくといいでしょう。 (例)100mで参加人数31人の場合。 一般にレーンは8まであります。そこで31を8で割ると、3と余り7。つまり、3組まで8人で行い、4組目が7人で行われることになります。 また、予選・決勝が行われる場合、決勝進出者は8人。4組あってそこから8人を公平に選びますが、4組2着か、4組1着+4か、どちらがいいんでしょう? 勝ち負け、という単純明快さから言うと4組2着の方がいいんでしょうかね。タイムと勝負、なかなか難しいところです……。 (例)対校の部100mの参加選手が10人の場合。 対校の場合、予選・決勝が行われるのが普通ですが、10人で予選を行ったところで2人しか予選で落ちません。対校戦の場合、選手が種目を掛け持ちでこなすことが多いので、ここでの体力の消耗を抑えるため、あえて予選にこだわることなく、タイムレース決勝にするのも一つの方法だと思います。 各大学の方に希望や是非を確認してみましょう。 3.記録順に整理 人数を数え終わったら、各個人申込書に記載されている個人記録を元に、一番記録のいい選手を上にして記録順に重ねていきます。 4.番組編成 ■スプリント編@(組分け) 100m〜800m、110mH、400mH、4x100m、4x400m、といったように、各選手にレーンが割り当てられているトラック競技の番組編成の仕方を記載いたします。 各種目の各組に、個人申込書を一組8人以内で割り振っていきます。割り振り方は、記録のいい選手から順に1組目、2組目、3組目…と並べていきます。 (例) 100mで31人エントリーの場合 → 4組で一組ごと8.8.8.7の人数。 順番にジグザグに並べていきます(下記参照)。 【重要!!】記録に手動掲示と電動掲示が混在する場合、手動掲示は0秒24を足したタイムとするのが一般的です。つまり、10秒5だったら10秒74となるわけです。 ●注意!〜同じ大学の選手が同じ組に入った場合 準決勝、決勝、とラウンドが進む形式の場合、同じ大学の選手が同じ組でレースを行うことは対校戦の性質から見て不公平になります。そこで、ジグザグに並べていって同じ組に同じ大学の選手が入ってしまった場合のみ、他の組の同等の記録の選手と交換します。 |
1組目 | 2組目 | 3組目 | 4組目
10.75
| 10.77
| 10.6
| 10.88
| 11.25
| 11.0
| 11.03
| 10.96
| 11.28
| 11.30
| 11.32
| 11.40
| 11.51
| 11.48
| 11.45
| 11.41
| 11.54
| 11.56
| 11.58
| 11.59
| 11.72
| 11.70
| 11.67
| 11.63
| 11.78
| 11.79
| 11.82
| 11.83
| 12.15
| 12.06
| 11.8
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■スプリント編A(レーンの決定) 各組の人数が割り振られたら、次に各組ごとに選手のレーンを決める。これにもいくつか方法があるようですが、どれが正式なのかは私もよくわかりません。 ・方法1 4か5レーンに一番記録のいい選手が入るようにする。そこから、記録のいい順に、レーンの内側外側と交互に割り振っていきます。予選は早い選手に関係なくランダムなレーン順。 ・方法2 記録が速い選手4名で3456レーンをランダムに決定、 記録の遅い選手4名で1278レーンをランダムに決定。 |
(例)100m1組目(方法1の場合)
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