#NeverGiveUp東京

 #NeverGiveUp東京。今シーズン限りで活動休止となるFC東京バレーボールチームの選手達が考案したSNS用のタグです。何を諦めないのかというと、色々な捉え方があると思います。私の場合は、ですが、チームの活動休止という危機的状況の中で、まずは一つ一つの試合でのプレーをファンに見てもらい、楽しんでもらうこと。あくまで一チームとして出来る地道な活動を継続すること。そしてそれがバレーボール界全体の発展に繋がることを諦めないというイメージを持ちました。

 来シーズン以降、FC東京の選手としてのプレーは叶わないと思いますが、ただ活動休止を待つのではなく、選手達の言う「バレーボール界の未来」のため、選手やスタッフの方々がプレーや発信をすることで周りを動かす力になるのではないかと期待します。選手たちも人間です。出来ることは限られるかもしれません。でも人間の心を動かすのはやはり人間で、彼ら彼女らにしか出来ない力があると思います。

 ひょっとしたら選手やスタッフの方々は移籍先が見つかるかもしれません。でもそれに頼ったり、ただ単に活動休止を嘆いたりするだけなら、これまでの企業スポーツと何ら変わらないと思います。企業の業績やチームの成績、環境によっては言い方が悪いですが切られる存在のままです。「バレーボールやスポーツには価値があるんだ」という認識がまだ日本には足りない(スポーツ庁の設置やスポーツ基本法の制定等、ようやく芽生えつつあるかな?)と思いますので、チームの掲げる諦めない戦いは「このままでいいのか?」という日本のスポーツ界への問い掛けにもなると思います。

 まだ一チームの小さな力だと思います。繰り返しになりますが色々な捉え方があると思います。でも私はFC東京バレーボールチームの最後の試合が終わっても、チームの掲げた戦いの意義、バレーボール界やスポーツ界がどう変わるのかを見続けたいと思います。

 以上、一ファンの戯言でした。


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