FC東京バレーボールチーム活動休止@

 FC東京バレーボールチーム活動休止。12月8日の発表から日数が経ちましたが、まだまだ胸中複雑でもやもやしたものがあります。バレーボールは冬の楽しみの一つでした。応援しているチームが無くなるということは本当に辛い。

 企業スポーツの休廃部が続いた2000年代辺りは世間も「大変なんだな」くらいの反応だったと思います。今はスポーツ庁やスポーツ基本法が出来たりして、世間のスポーツに対する認識も少しずつ変化していると思いたいです。スポーツは大事なものなんだという認識が芽生えてほしいです。

 またFC東京はこれまた先日ですが株式会社ミクシィが経営権を取り、大きな転機を迎えようとしています。バレーボールチームにも影響はあるとは思っていましたが、呑気な私はよりバレーボールにも資金が注ぎ込まれていくという期待をしていました。

 でも結果は逆でした。バレーボールチームのパンフレットを見ると、選手はほとんど東京ガスの関連会社に所属しています。一方でサッカーの選手は皆プロ契約しています。これまで経営母体はサッカーと同じ東京フットボールクラブ株式会社という記事を見たのですが・・・。サッカーと比べてどれだけ注力されていたかはわかりませんが、東京ガスという一企業の部活動の域は越えていなかったのかなと。

 バレーボールチームがFC東京というクラブに属することでチーム形態も多様化するきっかけになればと思いましたが残念でした。こうなってしまった今、私たちファンに出来ることは限られています。チームの活動が休止になる5月まで感謝の気持ちを持って応援するのみ。選手、スタッフの皆さんは本当に大変な状況下に置かれていると思いますが、なんとかバレーボールを続けられる環境に身を置けることを祈っています。

●参考:12月9日付のHALF TIMEのWEB記事「FC東京バレー「活動休止」の背景。チーム存続は困難な状況だったか――。」


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