鹿児島へ行ってきました〜シンポジウム |
懇親会で芋焼酎にやられたまま、翌日はシンポジウム「スポーツ基本法から地域のスポーツ環境はどう変わる?」に参加して来ました。そこでは鹿屋体育大学のK先生、石川県のクラブパレットというNPO法人の代表Eさんの講演があり、午後はディスカッション、フリートークでした。私は飛行機の都合、午前のみの参加でしたが、冒頭のOさんの挨拶がとても印象に残りました。
今回のシンポジウムを開催した場所は、天文館にあるマルヤガーデンズというファッションブティック等が多い若者でにぎわうデパートの一角でした。なぜこの場所でシンポジウムを?という風に思った方も多かったようです。で、冒頭でOさんはこう説明しました。 「これは私の信念でして、マルヤガーデンズのように若者が集まる場所で行うことで、通りがかりの人が、スポーツ基本法って何だろう?と少しでも興味を持ってもらうことが重要。我々スポーツをやる人たちは、グラウンドを作りました、競技場を作りました。そこでみんな待ってるよ。と呼びかけるだけではだめ。スポーツの方、私たちからどんどん動いて、中に入って行かないといけない。」 これはなるほどそうだと思いました。例えば行政がグラウンドを作って「さあスポーツをやりなさい、環境は作ったんだからあとは自分たちでやってね」と言っても、それでは人は集まらないわけです。そこでクラブやスポーツに携わる人が間に入って導く。スポーツ基本法は、スポーツをすることは誰にでも認められた権利であり、それを通して地域を活性化させ、健康な社会を作ることを目的としています。体育の授業や部活しかスポーツを経験してこなかった人は、多分スポーツに対するハードルの高さを感じている人もいるのではないでしょうか。きつそうだな、難しそうだな等…。でもスポーツは本来そうじゃないんだよ。もっと気軽に始められるべきものなんだよ、と。それを呼び掛けるのがスポーツ人の役割かと思います。 午後のディスカッションではどんな話が飛び出したのかはわかりませんが、今回の鹿児島では、1泊2日では時間が足りないと思うほど、充実した時間を過ごしました。今後私がどのように陸上に関わるかはわかりません。多分、写真は撮り続けるでしょうけど。その写真にしても、思い出作りの役には立っているかもしれませんが、でもこうした鹿児島でのSCCを見学すると、スポーツは思い出で終わらせるものではなく、生涯続けていくものなんだなと思いました。今回は色々昔の懐かしい感覚も思い出しました。本当に行って良かったです。またお伺いしたいなと思います |