20代〜鬱との戦い |
なんとか大学をぎりぎり卒業できたものの、就職活動等全くしなかった私、なんとか某インターネットサービスプロバイダのサポートセンターで働くことになりました。ですが、鬱が加速していた私。仕事の指示は全く頭に入りません。メモを取っても覚えられず、結果、同じ失敗を何回も繰り返しました。
上司からは徹底的に嫌われ、パワハラぎりぎりラインのきつい当たり方をされました。社内でもそれは有名で、所々でうわさになっていました。それでも私は同じ間違いを繰り返しました。私は人が叱られたり怒られたりしている光景を見ても、笑うことはできません。明日は我が身だからです。 また、鬱によるフラッシュバックはこの頃からひどくなりました。仕事中、突然ふっと何の前触れもなくこれまでの嫌な記憶が呼び起こされてしまい、それに押しつぶされて仕事の手が止まります。たまりかねて私は会社のパソコンやデスクに八つ当たりしてしまいました。それが幾度となく続いたことから、私のことを怖がった女性社員が席替えをしたこともありました。どんどん人が離れて行きました。会社内のミーティングでは私を退職させるかどうかで毎回話しが紛糾していたようです。 自己嫌悪は増すばかりでした。自分が嫌い、死にたい。そう思うようになったのも20代からです。会社の帰り道で突然フラッシュバックが起こり、道路にうずくまってしまい、そこから動けない、ひどいと2時間くらいずっとうずくまってしまっていたこともありました。会社の人はそれもやめろと言いましたが、どうしようもありませんでした。 結局、私はその会社に5年勤めましたが、ほとんど役には立てませんでした。鬱がひどくなり、大学時のような夜寝付けない、朝起きられない症状が強くなってしまい、会社としてもこれ以上雇えないと言われてしまい、あえなく退職することになりました。以降、前職の会社に入るまで、かなりブランクがあります。 |