学生主体のチーム作り

 年末に、富士山女子駅伝初出場を決めた立教大学女子駅伝チームの中村監督の記事を目にしました。学生主体の運営で悲願の大舞台へ。中村監督ご自身が立教大学の選手時代に、ご自身で練習を考えて組んでいたこと、その経験から選手達にも主体性を持って考えることを大事にしていることが記されていました。

 私も日藤に外部指導者として携わっていた時、フルタイムで見ることが出来ないため、中村監督の仰る学生主体を重視していました。でも、今思うと私の場合はちょっと与えすぎだったかなと反省。

 高校生で全部練習メニューを作れというのは難しいことでしたし、かと言って何でもかんでもあれやれこれやれ、という指導の仕方では主体性は育たないです。

 なので練習メニューは週に1回提示していましたが、距離や本数は自分で調整してかまわない、というやり方を取っていました。思い切って練習メニューを全部組ませる経験をさせてもよかったかもな、と思うこともあります。

 もちろん、練習の狙い、何でこの練習をするのか、という点は毎回メニューの提示と併せて説明はしました。ただ、その狙いを説明していれば具体的なメニューは学生で考えさせても良かったかもなと。与えすぎたかなと思う点はここにあります。コミュニケーション不足でもありました。

 理想ばかりだったかな。でも今回この記事を見て、高校、大学と違いはありますし、私はもう現場から離れていますが、同じような考え方の指導者がいらっしゃるのは、なんだか嬉しい気持ちになりました。

参考リンク:立大が富士山女子駅伝に初挑戦 学生主体で運営のチームが悲願の大舞台へ


もどる