コーチもどきの節目

◎神奈川県高校総体県大会【日藤・中長距離】
土曜に行われた総体県大会の結果です。

■女子800m1人出場
予選  2分21秒35=組3着・通過。自己新
準決勝 2分19秒47=組4着・敗退。自己新

中長距離ブロックからは唯一出場していた女子800mが終わりました。予選は3着までは着順で準決勝に進めます。ラストの直線で2番手争いをしていましたが、最後は後ろとの差を確認できる余裕がある中でゴール。

準決勝は3組2着+2。2分10〜12秒で走る選手が2人いる組に入ってしまい、ちょっとついてないなあと思いながら見ていました。予想通りハイペースで進みました。日藤の選手は絶対スピードがまだまだ足りないため、ついていくことはしませんでした。400mをトップは60秒ちょっとで通過しています。日藤の選手は67秒。前2人は度外視して、3着狙いでした。1人、3番目を走る選手は前についていったこともあり、途中で失速するのではと目論んでいましたが、最後まで差は詰めることができず、ラスト直線で4着に上がるのが精いっぱいでした。プラスで拾われる可能性もありましたが、次の組であっさりと抜かされてしまい、準決勝敗退が決まりました。

頭を使ったレースはしたと思います。自己記録も更新しました。ただ、前との序盤の差が開きすぎていましたね。如何ともしがたい所でした。決勝に残るまではあと1秒ちょっと。順位は全体の11番です。練習では2分17秒台が出ていたので、可能性はなくはなかったですが、これもレースです。

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今の高校3年生は、私が中長距離ブロックを見るようになった年の1年生。初めて1〜3年生まで通して見た最初の代の選手だっただけに感慨深いものがあります。試行錯誤しながら練習メニューを作っており、時には自信もなくしました。「こうすればよかった」と後悔した点もあります。土曜日しか行けない私のメニューを最後までこなしてくれた部員たちには感謝しています。時には「こうしてみたい」という要望もあり、それらを認めながら、何より自主性、主体性を持って取り組んでほしいというメッセージを発信し続けながらの2年ちょっとでした。土曜日しか行けないこともあり、最も重要視したのはそうした「自分で考える力、コントロールする力を身に付けてもらう」という点でした。果たして理想通りに出来たかは定かではありませんが、最後のミーティング後に3年生から写真を一緒に撮ってほしいとか、手紙を1人1人が私にくれたりとかしてくれたので、少し報われた気分です。間違ってはいなかったかな、とは思います。

これまでこれを読んでいただいている方々の中には、色々なアドバイスをいただいた方もいらっしゃいます。特に中距離については右も左もわからないまま始めたので、本当に助かりました。まだまだアシスタントは続けるつもりですが、一応の節目なので、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。部員の皆さんも本当にありがとうございました。こうした経験を経て、私自身、また陸上が好きになったと思います。



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