遠い記憶

先日の日記で触れたように、私はウォーキングをしています。そして、今後走るかどうか、という、私にとってはあまり精神衛生上良くないことを考えてもいます。多分、それは記録云々以前に、走るという行為自体がそんなに好きじゃない、もしくは楽しくないからかもしれません。

私は中学から陸上競技を始めていますが、中学生の時は、毎日の練習に加えて、土日やテスト期間も毎日海まで行ってサイクリングロードを走ったり、茅ヶ崎の鉄砲通りを走っていたりしました。休みの日に友人の家へ遊びに行くときもジャージで走って行きました。友人の家の方々にとっては迷惑な話だったと思いますが、とにかく人よりも多く走ろうとしていました。

まだ中学生だと、練習方法や知識、理論はそれほど意識していませんでした。ただ、今思うと、あの頃は純粋に走ることに前向きでしたし、走る行為自体に何の違和感もありませんでした。楽しかったかどうかは定かではありませんが、走っている自分にリアリティがある、アイデンティティを感じる、そんな感じでした。充実していたと思います。しいて言えば、テスト期間等で海に走りに行くと、必ず陸上部員の誰かと会うんです。みんな自主練習を言われなくてもしていました。それが刺激になっていましたし、楽しいと言えば楽しいのかもしれません。

ガキの頃から変な奴でしたけどね、陸上競技にだけは素直でしたし、自分を偽ることなく取り組めていたと思います。高校生になってからどん底を見ることになり、以降ちっとも楽しくありませんでしたが、中学生だった時は走ることが楽しかったのかな。そこのところだけ、よく思い出せないんです。


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